日本会計史学会第19回大会 大会記

竹林 代嘉(専修大学)

 日本会計史学会第19回大会は,2000年10月13日(金)と14日(土)に専修大学を当番校として開催された。大会参加者は74名であった。

 第1日目は,専修大学生田キャンパス(神奈川県川崎市)の120年記念館において,13時から学会賞審査委員会,14時から役員会,15時05分から研究報告会が行われた。その後,18時30分から20時まで同学舎内のラウンジにおいて懇親会が催された。

 第2日目は,同じく120年記念館において,10時から研究報告会,13時から会員総会,最後に14時10分から17時10分までワークショップが行われた。


研究報告

研究報告I(10月13日,15:05〜16時05分:報告40分,コメント10分,質問10分)

司会者:岡下 敏 (東海学園大学)

神戸三菱造船所の固定資産償却明細表と固定資産評価計算書
−神戸三菱造船所における減価償却の生成に関する一考察−

報告者:豊島 義一 (石巻専修大学)
コメンテータ:中野 常男 (神戸大学)

研究報告II(同上,16:10〜17:10)

司会者:笠井 昭次(慶応義塾大学)

20世紀初頭におけるアメリカ財務公開思想の形成

報告者:大西 清彦 (北海道情報大学)
コメンテータ:加藤 盛弘(同志社大学)

研究報告III(同上,17:15〜18:15)

司会者:笠井 昭次 (慶應義塾大学)

16世紀英国簿記書における元帳締切手続きの特徴
−J. ピール著 The maner and fourme (1553) を中心に−

報告者:工藤 栄一郎 (熊本学園大学)
コメンテータ:久野 光朗 (北海道情報大学)

研究報告IV(10月14日,10:00〜11:00)

司会者:中原 章吉 (駒沢大学)

資産再評価と会計の政治化 −日米の事例を通じた現代史的考察−

報告者:辻川 尚起 (神戸大学大学院生)
コメンテータ:徳賀 芳弘 (九州大学)

研究報告V(10月14日,11:05〜12:05)

司会者:中原 章吉 (駒沢大学)

アメリカ連結会計の生成起源と展開過程

報告者:小栗 崇資 (駒沢大学)
コメンテータ:小野 武美 (東京経済大学)

ワークショップ

統一テーマ:

会計史・会計学史研究と現代会計との接点
−現代から見た過去の再検証と過去が現代の理解に果たす役割−

司会者:津森 常弘 (九州情報大学)

パネリスト:

塩原 一郎 (早稲田大学)
渡邉 泉 (大阪経済大学)
千葉 準一 (東京都立大学)

基調報告(10月14日,14:10〜15:40,報告各30分)
パネル討論(同上,16:00〜17:10)

会員総会(10月14日,13:00〜14時00分)

 当番校の竹林代嘉大会準備委員長の挨拶の後,平林喜博会長からの挨拶が行われた。このなかで同会長より次の2名の新幹事が紹介された。
橋本 武久 (前年度の役員選挙の結果を受けて,会長より委嘱された。)
清水 泰洋 (ホームページ作成委員会発足のために,新規に会長より委嘱された。)
 その後,慣例に従い,大会準備委員長が議長となり,議事に入った。

第1号議案 2000年度会務報告

 興津裕康理事より以下の報告が行われ,承認された。
1. 1999年7月22日(木) 役員会(神戸大学)
2. 1999年7月22日(木) 会員総会および研究報告会(神戸大学)
1999年7月23日(金) 研究報告会(神戸大学)
3. 2000年3月31日(水) 『会計史学会年報』第18号(1999年度版) 発行
4. 会員の移動
a. 入会会員(6名)
鎌田 和江(愛知女子短期大学), 来栖 正利(流通科学大学)
建部 宏明(川口短期大学), 辻川 尚起(神戸大学大学院生)
松尾 俊彦(呉大学), 吉岡 正道(東京理科大学)
b. 退会会員
鈴木 義夫(明治大学), 染谷 恭次郎(早稲田大学)
中村 美智雄(明治大学), 森藤 一男 (明治学院大学)
c. 現員会員数
 2000年10月14日現在での会員数 個人会員239名

第2号議案 1999年度決算報告および監査報告

 土方久理事より決算報告,高山朋子監事より監査報告がそれぞれ行われ,承認された。

第3号議案 1999年度予算案

 土方理事より予算案の説明が行われ,承認された。 この際,単年度で赤字が生じていること,また今後も年報印刷費がかさむ可能性が高いことから,年会費を値上げしなければ小島男佐夫基金を取り崩すおそれがある旨の指摘があった。

第4号議案 学会賞審査報告

 平林会長より学会賞の審査経過について,本年度は残念ながら該当する著作がなく,学会賞授与を見送る旨の報告が行われた。

第5号議案 学会創設20周年記念事業

 平林会長より20周年記念プロジェクト発足に対する了解が求められ,承認された。
 また,プロジェクトとして講演会の開催を予定している旨の説明があった。

第6号議案 来年度大会の開催校

平林会長より帝塚山大学が,来年度大会の当番校として提案され,承認された。なお,日程については,2001年9月もしくは10月に開催を予定しているとのことであった。

第7号議案 その他

(1)年会費の改定について
 平林会長より年会費を10年以上値上げしていないこと,また前期第3号議案において承認された予算をみると,学会財政の逼迫化が明らかであることから,次年度以降に年会費を値上げする方向で検討する旨の報告があった。

(2)ホームページ管理委員会の設置について
 中野常男理事より学会ホームページ委員会運営規程を定めることが提案され,承認された。施行日は2000年10月14日であり,この規定に基づいて,ホームページ管理委員会が設置された。

(3)名誉会員の公表について
 平林会長より中村萬次神戸商科大学名誉教授が,第15回大会(大東文化大学,1996年)の会員総会第4号議案において名誉会員に推薦・承認されたが,その旨が周知徹底されていなかったため,これを再度公表したいとの提案が行われ,承認された。

懇親会

学会員その他多数の参加を得て,懇親会が専修大学120年記念館ラウンジにおいて開催された。竹林大会準備委員長,出牛正芳専修大学長,平林会長の挨拶がそれぞれ行われ,久野光朗北海道情報大学教授の発声による乾杯が行われた。その後和やかに歓談し,20時に散会した。


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なお,19回大会のホームページはこちらより閲覧可能です(新しいウィンドウが開きます)。