日本会計史学会第22回大会 大会記

山口 忠昭(京都学園大学)

 日本会計史学会第22回大会は,2003年8月21日(木)・22日(金)に,京都学園大学を当番校として開催された。大会参加者は84名であった。

 第1日目は,京都学園大学光風館第2会議室において11時から学会審査委員会,昼食をはさんで役員会が行われた。光風館K21教室において,14時から会員総会,続いて15時40分から17時まで記念公演が行われた。その後,会場を白雲ホール1Fに移し,17時20分から19時30分頃まで懇親会が催された。

 第2日目には,京都学園大学光風館K21教室において,10時から12時まで2氏の研究報告,昼食後,引き続き13時10分より3氏の研究報告が行われた。

記念講演会

記念講演会(8月21日,15時40分〜17時)

司会者:興津裕康 (近畿大学)

講演者:高田正淳 (京都学園大学)

『会計不振の会計学・会計制度に与える影響−利益中心指向の背景と発展』

研究報告会I

自由論題報告(8月22日,10時〜12時)

司会者:高須教夫(神戸商科大学)

(1)報告者:相川奈美(九州産業大学大学院)

「イギリス産業革命期における原価計算システム−Carron CompanyとBoulton & Watt Companyの標準概念−」

(2)報告者:金森絵里(立命館大学)

「イギリス1948年会社法におけるグループ・アカウンツ概念の成立とその意義」

 研究報告会II

自由論題報告(8月22日,13時10分〜16時20分)

司会者:平林喜博(帝塚山大学)

(1)報告者:桑原正行(香川大学)

「20世紀初頭アメリカ会計理論における資本会計の生成−剰余金概念の変遷を中心として」

(2)報告者:建部宏明(川口短期大学)

「わが国における原価管理指向の初期的展開−標準原価計算論の展開と伝統的原価管理思考の完成−」

(3)報告者:村田直樹(淑徳大学)

「19世紀運河・鉄道会社における現金主義会計と減価償却」

会員総会(8月22日,14時〜15時30分)

 議事に先立ち,山口忠昭大会準備委員長の第22回大会開催の挨拶および岸悦三会長の挨拶の後,大会準備委員長が議長に指名され,議事に入った。

第1号議案 2002年度会務報告

興津裕康理事より以下の報告があり,承認された。

  1. 2002年 9月 2日 役員会(獨協大学)
  2. 2002年 9月 2日 総会および記念講演会(獨協大学)
  3. 2002年 9月 3日 研究報告会(獨協大学)
  4. 2002年11月25日 持ち回り役員会
  5. 2003年 3月13日 幹事会(大阪市立大学文化交流センター)
  6. 2003年 3月31日 『会計史学会年報』第21号発行
  7. 会員の移動
    1. 入会会員
      中村恒彦(桃山学院大学)
      森本和義(岡山商科大学)
    2. 退会会員
      江村稔(東京大学(名))
      津谷原弘(名古屋商科大学)
      宮本寛爾(大阪学院大学)
    3. 昨年度に繰り上げて入会とする会員
      大石桂一(佐賀大学)
      長久保如玄(元・七尾短期大学)
      高瀬央(北海道情報大学)
    4. 現会員数
      2003年8月31日現在の会員数 個人会員251名,賛助会員2社

第2号議案 日本会計史学会会則の改正について

興津裕康理事より会則の改正に関する説明があり,以下の事項を追加することが承認された。

(附則)
10. 本会の事務局は2002年10月1日より帝塚山大学経営情報学部平林研究室におく。

第3号議案 2002年度決算報告および監査報告

土方久理事より決算報告,徳賀芳弘監事より監査報告が行われ,承認された。

第4号議案 2003年度予算案

土方久理事より2003年度予算の説明が行われ,承認された。

第5号議案 次回開催校について

平林喜博理事より2004年度の大会開催校を東京都立大学が引き受けられたとの報告があり,承認された。

第6号議案 新規名誉会員の推薦について

岸悦三会長より以下の2氏を新規名誉会員に推薦する旨の説明が行われ,承認された。

泉谷勝美(大阪経済大学名誉教授)
高寺貞男(京都大学名誉教授)

報告事項

(1)学会賞審査委員会および学会賞授与

岸悦三会長より学会賞の審査の経過について説明が行われ,以下の通り表彰された。

小栗崇資著 『アメリカ連結会計生成史論』 日本経済評論社,2002年3月。

(2)スタディ・グループの現状について

橋本武久幹事よりスタディー・グループによる研究の経過報告があり,了承された。

(3)会計史データベースおよびホームページの管理について

清水泰洋幹事より説明が行われ,了承された。

(4)会長・理事・監事の選出について

笠井昭次理事より説明が行われ,了承された。

(5)年報編集委員の交代について

岸悦三会長より年報編集委員3名が任期満了のため,新たに次の3氏を新委員として指名したいとの説明が行われ,以下の3氏が了承された(五十音順)。なお,委員長は鈴木一道氏。足立弘,上總康行,村田直樹

(6)その他

平林喜博理事より国際会計史会議等の説明が行われ,了承された。

会員総会の議案・報告事項が終了後,学会賞審査委員の選出が行われた。投票の結果,以下の6氏が選出された(五十音順)。

興津裕康,津守常弘,徳賀芳弘,中野常男,土方久,平林喜博

懇親会

8月21日17時20分から,懇親会が,会場を白雲ホール1階へ移し,学会員その他約75名の参加をえて開催された。山口忠昭大会準備委員長,岸悦三会長および大会準備委員会顧問高田正淳教授の挨拶の後,久野光朗北海道情報大学学長の音頭により乾杯となり,和やかな歓談が行われた。懇親会の半ばで,次年度開催校の千葉準一東京都立大学教授より挨拶があり,19時20分に散会した。

会長,役員選挙

会員総会による選挙要領等の説明をうけて,興津裕康理事,笠井昭次理事,橋本武久幹事,清水泰洋幹事,中島道靖幹事を構成員とする役員選挙管理委員会が発足し,8月21日14時〜17時および8月22日9時30分〜13時に投票が行われた。そして,久野光朗元会長,竿田嗣夫当番校担当者の立ち会いの下で選挙管理委員会による開票が行われた結果,新役員が以下のとおり選出された(五十音順)。

会長:片岡泰彦
理事:岸悦三,佐々木重人,高須教夫,高山朋子,千葉準一,中野常男,平林喜博,渡辺泉
監事:興津裕康,土方久
幹事:清水泰洋,中島道靖,橋本武久


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